I列王記2

「ソロモン王は主にかけて次のように誓った。『アドニヤがこういうことを言ってもなお自分のいのちを失わなかったなら、神がこの私を幾重にも罰せられるように。』」I列王記2:23

アドニヤ、エブヤタル、ヨアブは、ダビデやソロモンに反逆した人々でした。
ある人は追放され、ある人は殺されました。
もっとも、アドニヤはなぜこの発言で死刑になったのか、と初めは思いました。アビシャグと結婚したいと言っただけなのに、と。

注解書を読むと、アビシャグはダビデ王のすぐそばで仕えた女性であり、彼女を妻にすることは再び王権を脅かす原因となりえた、ということがわかりました。発言の背後には、アドニヤの反逆心と王座をねらう試みがあったのでした。ですから、ソロモンの判断は国の安定のために妥当なものでした。この判断で多くの民が戦いや混乱から守られたといえます。

旧約聖書を読む時、こうした事情や状況をふまえると、すでにダビデの遺言を通して神がソロモンに知恵を与え、王座に召したことに納得できます。

祈り:神様、あなたの知恵は深く正しいことに感謝します。聖書の中には、わからないこともたくさんあります。今日のように納得することもあれば、疑問が残ることもあります。けれども、あなたの真実と恵みに信頼します。もっと聖書に親しめるよう、あなたのことばを道しるべとして歩めるよう、日々導いてください。アーメン