I列王記1

王は誓って言った。「主は生きておられる。主は私のたましいをあらゆる苦難から贖い出してくださった。私がイスラエルの神、主にかけて、『必ずあなたの子ソロモンが私の跡を継いで王となる。彼が私に代わって王座に就く』とあなたに誓ったとおり、今日、必ずそのとおりにしよう。」I列王記1:29~30

上に立つ人、とりわけ当時の王は大変な責任を追っていました。「年を重ねて老人になっていた。そのため衣をいくら着せても温まらなかった(1節)」という状態でも、ダビデには王座を狙うアドニヤへの対処と、ソロモンに王位を継承する仕事が残っていました。

年老いてしまったダビデの様子は、王位継承の時期が遅かったとも言えます。しかし王位は死亡によって交代するのが原則で、戦いもないのに生前退位するのは珍しいことでした。
さらに、忠実で賢い側近や家族、預言者の存在があったので、手遅れになる前に王位継承が行われ、内戦や分裂から国が守られました。

私たちは家庭、職場、学校で、みことばの知恵と祈りによりリーダーを支えているでしょうか。自分の感情とみことばが一致しないとき、どちらを優先しているでしょうか。また、リーダーとして主の導きを求め、従う者でしょうか。時には潔く助言を聞き入れ、リーダーシップを分け与えることができているでしょうか。

祈り:神様、あなたのことばである聖書が手元に与えられていることを感謝します。さらに理解が深まり、聖書が私の日々の考えや行動そのものの指針となっていきますように。リーダーであれフォロワーであれ、聖書のことばを大切に、祈りと聖霊の導きに従い歩めるように助けてください。
特に信仰の共同体である教会に、かしらなるキリストの恵みと導きが今日も豊かにありますように。アーメン