エゼキエル1

「その方の周りにある輝きは、雨の日の雲の間にある虹のようであり、まさに主の栄光の姿のようであった。私はこれを見て、ひれ伏した。そのとき、私は語る者の声を聞いた。」エゼキエル1:28

今日からエゼキエル書に入ります。預言書は時に難解に感じられます。歴史を記した書とは異なり、主が語られたことばや幻が羅列されていて、わかりにくいかもしれません。
けれども、時代背景や預言者が置かれた状況をふまえて、預言者が神様からのメッセージを受けとっていることを思うと、今日の私たちの信仰が励まされ、強められます。

エゼキエルは捕囚になっていました。その異郷の地にあっても、主が幻を見せてくださいました。
「青銅のように」「たいまつのように」「輝く緑柱石のようで」など、「~のようで」という表現が多く出てきます。見慣れないものの中で、「主の栄光の姿」のようなものを彼は認識し、ひれ伏します。異郷の地でも主がおられること、語ってくださることを彼は体験します。

今、慣れない場所にいるでしょうか。新しい環境にとまどい、不安をかかえているでしょうか。そこにも神様はおられ、語りかけておられます。時には、以前よりもさらに素晴らしい方法で、語りかけてくださるかもしれません。


祈り:神様、あなたが全世界の主であり、私がどこにいても、何をしていても、語ることのできる方だと認めます。私の心の目を開いてください。霊の耳をあなたに向け、聞くことができますように。エゼキエル書の中から、私自身に語りかけてください。アーメン