民数記35

「イスラエルの子ら、または彼らの間に在住している寄留者のために、これら六つの町は逃れの場所となる。すべて誤って人を打ち殺してしまった者が、そこに逃れるためである。」民数記35:15

殺人は重い罪でした。故意に人を殺したのが明らかな場合には、極刑となりました。
一方で、過失によるもの、偶発的な事故の場合には逃れの町に逃げ込むことができました。たとえば、大阪府の中のいくつかの市が定められたようなものです。その町の中にいれば復讐の手から守られました。

私たちは、腕力で人を殺したことはないかもしれません。でも言葉によって傷つけることはあります。言葉には力があります。たとえ故意に傷つけようと思わなくても、気づかないうちに誰かを傷つけ、殺人と同じくらいの悪影響を与えているかもしれません。

神様は義であると同時にあわれみ深く、愛あるお方です。私たちの罪を見過ごす訳にはいきませんが、その刑罰から逃れる方法を開いてくださいました。
それがイエス様の十字架によるあがないです。

祈り:神様、あなたのあわれみと愛を感謝します。私が知って、あるいは知らずに他者を傷つけてしまったことを悔い改めます。罪深い性質のある私ですが、あなたの十字架のもとに逃れます。いつもそこに身を起き、罪赦された者として感謝して歩めますように。アーメン