申命記23

「不倫の子は主の集会に加わってはならない。その十代目の子孫さえ主の集会に加わることはできない。」申命記23:2

聖書は差別を勧めているのでしょうか。断片的にこの節だけを読むとそのように受けとれます。しかし、文脈を考えるなら、昨日の章では結婚以外の関係が厳しく戒められていました。その続きで、悲しい結果を生む不倫を避けるようにということをより確認していると思えます。

また、陣の中では衛生面に気をつけるように、奴隷の身元を守るように、畑での少量のつまみ食いはOK(!)といったことにも触れています。

イエス様が安息日に弟子たちと麦畑を通られた光景をほほえましく想像します。
「ある安息日に、イエスが麦畑を通っておられたときのことである。弟子たちは穂を摘んで、手でもみながら食べていた(ルカ6:1)」。
パリサイ人が安息日なのに何をしているのだ、と責めた時、イエス様はダビデの例を出し、つまみ食いをしている弟子たちを擁護されたのでした(2~5節)。そして、規則で人を縛るのは主のみこころではないことを示されました。

祈り:神様、律法の字面だけ見るとよくわからないことがあります。しかし、その背後にあるあなたの意図とみこころを考えながら読むことができるよう導いてください。実生活でも、他人を裁く思いから守られ、あなたの思いを私の思いとできるように助けてください。アーメン