申命記1

「ヨルダンの川向こう、モアブの地で、モーセは次のように、みおしえの確認を行うことにした。」申命記1:5

申命記の多くはモーセの訣別説教です。約束の地をヨルダン川の向こうに見据えながら、そこに入る前に生涯を終えると言われたモーセが、リーダーとして祈りと渾身の力をこめて語るのが、目に浮かぶようです。

エジプトを出てからの40年を回顧し、モーセは民を責めるのでも思い出話に終始するのでもありませんでした。死を前にしたリーダーが語るのは「みおしえの確認」、すなわち主の教えに従うように民に再確認のメッセージを語りました。

霊的リーダーの役割は、主の教え、みことばを語ることです。牧師や働き人だけでなく、クリスチャンの一人一人が、信仰のリーダーとして主の教え、みことばを紹介し、実践する信仰のリーダーとして家庭や職場等のコミュニティーに遣わされています。

祈り:神様、愛する兄弟姉妹が日々遣わされている場所を、彼らの存在と祈りのゆえに祝福してください。日々困難や誘惑にあっても、みことばの知恵と力で守ってください。世の光として、あなたの光を輝かせる土の器として、主ご自身が導き用いてください。アーメン