申命記17

「その王国の王座に就いたら、レビ人の祭司たちの前にある書から自分のために、このみおしえを巻物に書き写し、自分の手もとに置き、一生の間これを読まなければならない。それは、王が自分の神、主を恐れ、このみおしえのすべてのことばと、これらの掟を守り行うことを学ぶためである。」申命記17:18~19

王になった人がするべきことは、神のおしえとことばをより学ぶことだ、と書かれています。国のトップが、ずっと耳にしてきたことを、あえて重ねて守るよう教えられています。逆説的でしょうか。
いいえ。役割が多くなればなるほど、忙しくなればなるほど、主に頼り主の助けを求めるのでなければ、正しく務めを果たすことはできません。

マルティン・ルターは「私にはあまりにも多くの仕事があるので、一日に3時間祈らなければやっていけない」と言いました。

王でなくても、今日は私たち一人一人が、家庭や教会、職場、学校、地域の一人として、多くの役割を担う存在です。何時間祈った、聖書を読んだ、というのではなく、歩きながらでも、家事をしながらでも、いつも祈り心で、主に頼り助けをいただいて歩めたら幸いです。

祈り:神様、あなたにいつでも祈れる幸い、いつでも聖書を読める恵みを感謝します。何をしている時でもふと立ち止まり、私の意識や思いをあなたに向けることができますように。共にいてくださる聖霊様が気づきを与え、正し、導いてくださることを受け取れますように。アーメン