民数記30

「その父が彼女の誓願、あるいは物断ちを聞いて、彼女に何も言わなければ、彼女のすべての誓願は有効となる。彼女の物断ちもすべて有効となる。」民数記30:4


当時の社会では父親あるいは夫が権威を持ち、家族の責任を負う立場でした。また、書面で証書を残すのと同じ効力が、口頭での約束に認められました。

イエス様は軽々しく誓うことを戒められました(マタイ5:34~37)。そこから、言葉の重さに改めて気づかされます。
言葉には力があります。豊かな励ましも、逆に大きなダメージも与えます。秘密を軽々しく口から漏らさないことも、誓願同様に重要です。その人の信頼度が口の固さで測られることもあるくらいです。封筒に封印を押すように、口の扉を守る大切さを日々どれくらい意識しているでしょうか。

祈り:神様、私たちにコミュニケーションをとれる口を与えてくださり感謝します。あなたに喜ばれ、周囲の徳を高めるような言葉を出せますように。言うべきでない事柄、秘密を漏らさないよう、あなたの力と知恵で私の口の扉を管理させてください。アーメン