I歴代誌1

「アブラハムはイサクを生んだ。イサクの子は、エサウ、イスラエル。」I歴代誌1:34

歴代誌は、1章から9章まで系図で始まります。延々と人名が並ぶのですが、どこかと似ていませんか?
そう、マタイの福音書の書き出しと似ています。やはり系図が並び、イエス・キリストがアダム、そしてダビデの子孫として生まれたことがわかります。

歴代誌はその前半の詳細版のようです。1章1節から2章2節までは、アダムからヤコブ、それに傍系に触れています。
ユダヤ人は系図を大切にしました。そして系図を見ると、イエス・キリストの誕生が預言の通りに備えられていたこと、主のことばがその通りに実現することがわかります。

つい読み飛ばしてしまいそうな人名の羅列ですが、今回は少し立ち止まりながら、1章ずつ味わってみたいと思います。

祈り:神様、あなたのご計画と備えが時代を越えて脈々と受け継がれ、実現することを信じます。系図に出てくるひとりひとりに、各々の人生がありました。そのひとつもあなたの目には隠れていません。今を生きる私の歩み、教会の兄姉ひとりひとりの歩みも、あなたが覚えてくださっていることに感謝します。アーメン