II列王記4

「その子の母親は言った。『主は生きておられます。あなたのたまたましいも生きています。私は決してあなたを離しません。』エリシャは立ち上がり、彼女の後について行った。」II列王記4:30

旧約聖書は、キリストの影をぼんやりと写す鏡のようなものだと言われます。やがて来られるキリストがどのようなお方か、何をなさるかを示しています。

預言者エリシャは、神の声を代弁し、神のわざを行いました。人間にすぎませんでしたが、やがてイエス・キリストが行ってくださるみわざの影を見ることができます。


・壺の油が尽きなかった→カナの婚礼で水がぶどう酒に変わった

・もてなしたシュネムの女性(8節~)をねぎらう→香油を注いだ女性へのねぎらい、女性の弟子たちが復活のイエスに最初に出会う

・病や死からの癒しを行ったこと→同じように病気を癒され、ラザロをよみがえらせた

・安全な食物を、お腹いっぱいに与えた→5000人の給食や最後の晩餐など、食事の記事の数々

エリシャの時代も、キリストが来られた時も、今日も、時代や社会は荒れています。罪が満ちています。それでも、真摯に神を求める人には、神は答えてくださり、ご自身のご性質を現してくださいます。

祈り:神様、今日も主ご自身が生きておられ、世界中で働いておられることに感謝します。
私たちの視野が、あなたの姿とみわざをとらえ、驚きと深い平安で満たされますように。
誰も見たことのないこと、聞いたことのないことがみ旨のうちに起こると期待します。アーメン