II列王記12

「祭司たちは、民から金を受け取らないことと、神殿の破損の修理に責任を持たないことに同意した。」II列王記12:8

神殿工事の事業は、祭司ではなく王主導で行われることになりました。それで、修理のためにささげられる献金は、王の管理のもと修理に当てられました。
祭司に任せるより、王の主導の方が実行力と迅速さで勝っていたからです。
任務の分担とそれぞれの役割を明らかにすることで、ようやくスムーズに工事が始まりました。工事をする人たちは忠実に働いたと書かれています(15節)。

後に城壁を修理したネヘミヤも、総督であり祭司ではありませんでした。行政で培った経験や技術を、主が用いられたのでした。

教会にも、社会で歩むクリスチャンリーダーの存在がとても大切です。神を愛し、信仰を守る誠実な人格に、人々は口に出さなくても何かを感じます。聖霊がその人の内に宿っておられ、その人が意識していなくても働かれているのです。


祈り:神様、牧師や宣教師だけでなく、一人一人が福音を分かち合う大切な器です。今週も聖霊に満たされて歩めますように。職場や家庭に派遣されている、主にある兄弟姉妹を祝福し用いてください。職場や家庭での宣教師として、福音を分かち合う機会と賢い方法が与えられますように。アーメン