I列王記21

「アハブはこれらのことばを聞くとすぐ、自分の外套を裂き、身に粗布をまとって断食をした。彼は粗布をまとって伏し、打ちひしがれて歩いた。」I列王記21:27

悪王アハブは、
「アハブのように、自らを裏切って主の目に悪であることを行った者は、だれもいなかった。彼の妻イゼベルが彼をそそのかしたのである(25節)」
と言われたほどでした。
預言者エリヤと主ご自身に敵対し続けた王でしたが、自分と子孫の最後についての預言を受けた時、初めてへりくだりました。

驚くことに、主なる神様はこのように言われました。
「あなたは、アハブがわたしの前にへりくだっているのを見たか。彼がわたしの前にへりくだっているので、彼の生きている間はわざわいを下さない。しかし、彼の子の時代に、彼の家にわざわいを下す(29節)」、と。
ただちに滅ぼされてもおかしくない彼の行状でしたが、神様は裁きを延期されます。
なんと忍耐づよく、あわれみ深いお方でしょうか。悔い改める者に、主は今日もあわれみ深くあられます。

祈り:
神様、あなたのあわれみ深い恵みを感謝します。主の前に謝ることがあると気づいたら、ただちにへりくだって悔い改めることができますように。裁く心、妬む思い、すべきだったのにしなかったことなど、私に気づきを与え柔らかい心にしてください。

「あなたがたの心を頑なにしてはならない。メリバでのように 荒野のマサでの日のように。(詩篇95:8)」  アーメン