士師記14

「そのとき、主の霊が激しくサムソンの上に下った。彼はアシュケロンに下って行って、そこの住民を三十人打ち殺し、彼らからはぎ取って、謎を明かした者たちにその晴れ着をやり、怒りに燃えて父の家に帰った。」士師記14:19

もし現在サムソンが生きていて、仮に私の上司だったら苦労しただろうな...と思います。
たしかに、イスラエルを率いるさばきつかさとしては、未熟な面が目立ちます。激しい性格で怒りに燃えたり、奔放で両親の忠告を聞かなかったりします。

けれども、そんな彼を主は用いられました。「主によること(4節)」、「主の霊が激しくサムソンの上に下った(19節)」と、背後には主の働きがありました。
この後、サムソンは大きな失敗と屈辱を経てイスラエルを解放します。

どんなリーダーでも完全な人はいません。そして、主はどんな不完全な人をも用いることがおできになり、その人を造り変えながら訓練され、(時にはサムソンのように命に代えて)ご自身の計画を成し遂げていかれます。

祈り:神様、私自身の未熟さや足りなさにもかかわらず、愛してくださり感謝します。
また、牧師や教会リーダーの不完全さを知りながらも、愛し祈りに覚えてくださる兄姉の心の広さと謙遜さに感謝します。
どうか、主が私の内面を訓練し、きよめてください。霊性を成長させてください。御霊の実(ガラテヤ5:22~23)を結ぶ者となれますように。アーメン