エレミヤ38

「そこでゼデキヤ王は、ひそかにエレミヤに誓った。『私たちの、このいのちを造られた主は生きておられる。私は決してあなたを殺さない。また、あなたのいのちを狙うあの者たちの手に、あなたを渡すことも絶対にしない。』」エレミヤ38:16

ゼデキヤはユダ王国最後の王で、バビロン王国によって立てられた傀儡政権の王でした。
彼は井戸に沈められたエレミヤが死なないように命令しました。そして、エレミヤから主のみこころも聞きました。それは、バビロンに降伏するようにというものでした。

もしゼデキヤが、主の導きに従い、それを隠さず公にして従っていたら、彼も王国も違った形の最後を迎えていたかもしれません。しかし、ゼデキヤはエレミヤのことばを公にせず、従いもしませんでした。
「主は生きておられる」と言って誓った人物なのに、とても惜しいことです。

私たちも、神のみこころを知りつつも、それを隠したり、自分のやり方を続けたりしていないでしょうか。ゼデキヤのようでなく、主の前にも自分のプライドにも降伏する者となれますように。

祈り:神様、あなたのみこころから歩みを妨げるものを探ってください。プライド、他者の目、恐れ、不安などが妨げとなっているなら、キリストの十字架の前にそれを置きます。私のすべては主の御手の内にあることを信じ、この秋もあなたに信頼します。アーメン