エレミヤ8

「私の悲しみは癒やされず、 私の心は弱り果てている。」エレミヤ8:18

うつ状態の時に思わず口にしそうな言葉ですが、ここでのエレミヤは自己憐憫に陥っているわけではありません。
神の語りかけを聞こうとしないで滅びに向かっている自分の国イスラエルと、そこに
住む人々を思っての義憤が現れているのです。
まことの神を第一とせず、偶像礼拝や軍事力に頼ろうとするイスラエルの姿を、「涙の預言者」として嘆き悲しんだのでした。

今週の木曜集会で「心の偶像(思い込み、キリスト以外に頼りにするもの)」を点検し、福音の約束をいつも握るというテーマで分かち合いました。
イスラエルの姿を反面教師としながら、福音の恵みを受け取り実践する私たちとなれますように。

祈り:神様、聖書を読むと、人々の失敗からも学ぶことができます。愚かな偶像礼拝を避けることができますように。人々のために悲しみとりなし、神の真理を語り続けたエレミヤの嘆きと情熱の姿勢を、日本のために祈る私たちの姿とできるよう、神の愛に感激し、福音を喜ぶ心を今日も与えてください。アーメン