エレミヤ2

「わたしの民は二つの悪を行った。 いのちの水の泉であるわたしを捨て、 多くの水溜めを自分たちのために掘ったのだ。 水を溜めることのできない、 壊れた水溜めを。」エレミヤ2:13

教会のあるこの辺りの地域は、昔から雨が少なくて、ため池が多く作られました。

同じように、中東の乾燥地域では、雨水をためて飲用や生活用水とするために水溜めを用いました。ただ、流れ込んでくる水がないならすぐに干上がってしまいます。また、ひびが入っていると、そこから水がもれて、やはり干上がってしまいます。
湧き水があるのに、あえて水溜めに頼ろうとする人はいません。

しかし、イスラエルが主である神に対してしたことは、それと同じだという宣告がされます。
恵みとあわれみ、祝福の泉である主を捨て、自分の力で世話をしなければならない偶像へと心変わりしてしまったことへの叱責がされます。

私たちも、同じようなことをする恐れがあります。神様よりも頼っているものがあるなら、イスラエルの人たちが陥ったのと同じ状態です。

いのちの泉であるキリストを第一として歩めるようにと、いつも心を見張りましょう。

祈り:神様、あなたの豊かな愛と恵みを忘れることがないように、私の心を守ってください。人や持ち物も大切ですが、主であるあなた以上に頼ることのないよう、気づきを与えてください。

「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。(マタイ6:33)」アーメン