ヨブ記4

「あなたのことばは、つまずいた者を起こし、 くずおれる膝をしっかりさせてきた。 しかし今、これがあなたに及ぶと、 あなたはそれに耐えられない。 これがあなたに至ると、あなたはおじ惑う。」ヨブ記4:4~5

友人エリファズは、ヨブを励まそうとします。動機は良いものでしたが、そこに彼の思う正論だけを主張してしまいます。

ヨブは他者に立派なことを言ってきたが、自分が試練にあうと情けないではないか。
もし正しい者であるなら、滅びるはずがないのだ、と。

これではヨブを励ますどころか、余計に落ち込ませてしまいそうです。

私たちも、ともすれば因果応報のような短絡的な基準に陥りがちです。聖書を知っているだけに、みことばをふりかざして相手をへこませてしまうことはないでしょうか。みことばは剣です。キリストの愛に照らして、正しく用いる知恵をいただけますように。

祈り:神様、理不尽な苦しみの中にある人を覚えます。やみくもに叱責するのではなく、あなたが何を望んでおられるかをわきまえ、愛をもって励まし、戒め、建て上げあうことができますように。

「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。(2テモテ4:2)」 アーメン