ヨブ記17

「神は私を人々の笑いものとされ、 私は顔に唾される者となった。」ヨブ記17:6

ヨブの苦悩は、読んでいると心が痛みます。喪失体験と孤独、体調の悪さと失望とが、彼のセルフイメージをどんどん低くするようです。

他人の「笑いもの」となり「唾される」というのは、周囲から受ける最大級の軽蔑ですね。日本人は恥意識が強いと言われますが、中東の文化も恥と名誉を重くとらえます。財産や家族という名誉も失った彼は、私たちが感じる以上の恥意識にも苦しんだのかもしれません。

そして、ヨブ以上に恥を受けた方のことを思います。

「それから彼らはイエスの顔に唾をかけ、拳で殴った。また、ある者たちはイエスを平手で打って、(マタイ26:67)」

...公衆の面前で唾をかけられ、からかわれ、さらし者として十字架にかかられたイエス・キリストを思います。どれほどの心身の痛み苦しみだったでしょう。
本来は、私たちがヨブのような、いやイエス様がかかった十字架刑にあい、滅びていく存在だったのです。
それを命がけで防ぎ、私たちを守ってくださったイエス様の愛の大きさに、圧倒される思いです。

祈り:神様、ヨブの痛みはもちろん、私たちが想像できないほどの痛みと苦しみを通ってくださったキリストの愛に圧倒されます。生涯あなたの愛から離れることがないよう、私や霊の兄弟姉妹の心をお守りください。
また、一時的に信仰を忘れたように思える___さんの心を、聖霊様が再び燃やしてください。救いの感謝で心熱くされますように。アーメン