レビ記16

「アロンは生きている雄やぎの頭に両手を置き、それの上で、イスラエルの子らのすべての咎とすべての背き、すなわちすべての罪を告白する。これらをその雄やぎの頭の上に載せ、係りの者の手でこれを荒野に追いやる。」レビ記16:21

2匹のやぎのうち、1匹は罪のためのいけにえとしてほふられました。もう1匹は「アザゼルのやぎ」として、罪を背負って荒野に放たれ、罪が取り去られたことを象徴しました。なんと寂しい、わびしい、心がしめつけられる光景でしょう。旧約の民は毎年、毎年、同じ儀式をしていました。

キリストは一度で「罪のいけにえ」「罪を除き去る」ことを成し遂げてくださいました。もう、アザゼルのやぎは必要ありません!
使徒信条の「...十字架につけられ、死にて葬られ、よみに下り、三日目によみがえり、天にのぼり、全能の父なる神の右に座したまえり」のことばを、心をこめて宣言します。キリストこそ、私たちの救い主、完全な解決者、生きている主です!

祈り:神様、あなたの救いのご計画を感謝します。
「ところがむしろ、これらのいけにえによって罪が年ごとに思い出されるのです(ヘブル10:3)」という状態から解放してくだり、感謝します。ご自身のからだをささげて救ってくださったキリストの愛、よみにまで下り、復活してくださったキリストの力に感謝します。アーメン