レビ記13

「患部があるツァラアトに冒された者は自分の衣服を引き裂き、髪の毛を乱し、口ひげをおおって、『汚れている、汚れている』と叫ぶ。その患部が彼にある間、その人は汚れたままである。彼は汚れているので、ひとりで住む。宿営の外が彼の住まいとなる。」レビ記13:45~46


当時のツァラアトは、非常に感染性の高い皮膚病でした(現代のハンセン氏病とは異なる)。そのため、他の人にうつらないよう、道では叫んでディスタンスを取りました。住まいも隔離されました。
コロナのパンデミック初期にこの箇所を思い出しました。防護服やウイルスへの知識がなかった旧約時代には、伝染性の病気はコロナウイルス以上に恐れられたことでしょう。
しかし、イエス様はそんなツァラアトの人々に手を置き、いやしてくださいました。

「イエスは手を伸ばして彼にさわり、『わたしの心だ。きよくなれ』と言われた。すると、すぐにツァラアトが消えた。」(ルカ5:13)

恐れるどころか、愛をもって寄り添い手を触れてくださったことに、身体だけでなく傷ついた心も癒されたことでしょう。同じイエス様が、今日も私たちに寄り添いいやしてくださいます。

祈り:神様、感謝します。イエス様が十字架にかかられるまでに、どんなに嘲らればかにされ、孤独を耐えられたかを思い、感謝します。ですから私の肉体的・精神的な苦しみをすべてわかってくださいます。下がってしまったセルフイメージも、キリストにあって回復させてくださると信じます。
同時に、この日本で絶望して自死を考えている方が、キリストの希望に出会えますように、切に祈ります。アーメン