Ⅱコリント5

Ⅱコリント5、詩篇60−62

「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」Ⅱコリント5:17

キリストの救いを頂き、永遠の住まいがあるという保証は御霊である(5節)という。1:22にも「神はまた、私たちに証印を押し、保証として御霊を私たちの心にあたえてくださいました」とある。

だから、聖霊の臨在を覚えながら日々歩むのは、私たちの救いを確認し、希望を失わないために大切である。たとえ体調が悪くても、気分が乗らなくても、確かに救われて永遠の望みがあるということを証印として聖霊がご自身の存在を持って示してくださる。
それは理性、知性だけではできない。なぜなら、理性や知性は認知機能や思考が衰えれば働きにくくなるからだ。しかし、聖霊によって歩むのは、たとえそうした働きが弱っても可能である。

しばらく前にある高齢者施設を訪れた。認知症になられた方が、天を見上げてお祈りされる姿、「アーメン」と心から言われる姿に、聖霊の働きを感じた。私たちがたとえ自分の名前を忘れるようなことがあっても、神は私たちを忘れておられない。

救いをいただいた時点で「すべてが新しくなりました」(17節)。私たちはその希望を持って、今日も新しい人生の最新の1日を歩むことができる。