エペソ3

エペソ3、詩篇129~131

「ですから、私があなたがたのために苦難にあっていることで、落胆することのないようお願いします。私が受けている苦難は、あなたがたの栄光なのです。」エペソ3:13

パウロのエペソ教会への宣教は易しいものではなかった。苦難や困難が(いつものように)あった。さらに、教会が生まれても、その牧会に際しては様々なチャレンジがあった。しかし、パウロは落胆することのないようにと言っている。
私たちがキリストのために苦難に遭うとき、同じように言えるだろうか。
実際、世界の迫害下にある兄弟姉妹たちは、先進国の傲慢や貧富の差の歪みにより、非常な貧困や政治の不安定の下に置かれている。いわば私たちの代わりに苦難を通っている面も多々ある。心が痛み祈らされるが、同時に彼らは私たちが落胆することを望まないだろう。かえって、キリストは私たちの命をかけて信じるに値する方であることを私たちが確認し、彼らの姿勢を見て励まされ、強められてほしいと思っているのではなかろうか。
現代でも、名もなくパウロのような信仰を持つ人々が数多くいることに気づき、絶えず覚えて祈りたい。神の超自然的な働きがその地方にあるように。そして、流された血、犠牲に主が報いて答えて理解し難いほどの栄光としてくださるように。