Ⅱコリント10

Ⅱコリント10、詩篇79−80

「私たちは様々な議論と、神の知識に逆らって立つあらゆる高ぶりを打ち倒し、また、すべてのはかりごとを取り押さえて、キリストに服従させます。」Ⅱコリント10:5

パウロは、この手紙を自らの使徒としての権威をもって書いている。それは、自分を誇るためではなく(17節に「誇る者は主を誇れ」と引用している)正しい信仰の姿勢をコリントの人が身につけて欲しいからだった。うわべだけを見て人を評価することのないため、またパウロの権威が自分から出たものでなく神に立てられたものであり、真心から忠告しているのだと伝えようとしたからだった。

私たちは、つい自分が優れているかのように錯覚しがちである。それゆえ、批判されたりうまくいかなかったりすると落ち込んでしまう。しかし、全ては主から出たもので、主に導かれて一瞬一瞬の判断をするなら、落ち込むことも疲れ果てることもなくなる。
牧会もミニストリーも、主の命じられることを主と共に日々していくように。主がしなくて良いと導かれること、そのままにしておいた方が良いことは、自分の肉が何かしたがってもぐっと忍耐できるように。主よ、弱い私をお助けください。