詩篇36

「神よ あなたの恵みはなんと尊いことでしょう。 人の子らは 御翼の陰に身を避けます。」詩篇36:7

神に愛された王ダビデでも、その人生は苦労続きでした。
ゴリヤテとの命がけの決闘、サウル王からの逃亡生活、戦いに次ぐ戦い、日々の王政、不倫の罪、子どもの死、神殿建設の却下、息子の反逆...。

外側だけでなく、彼の内面のストレスや悲しみも数知れずありました。
彼の詩篇が愛されるのは、私たちの感情を代弁してくれているからかもしれません。

その中で、彼は心の焦点を主に転換する習慣を教えてくれます。
状況が変わらなくても主の恵みをふと見上げます。
その時、主の御翼がすぐそこにあり、自分を覆っていることに気づくのです。

ダビデ以上に私たちの感情をすべて経験されたのは、人となられたイエス・キリストです。
どんな思いで地上生涯の最後の一週間を歩まれたでしょうか。
押し潰されそうな悲しみ・プレッシャーと、その中で神を見上げて信頼する心とは、私たちのどんな逆境も理解されるお方のものです。

祈り:神様、私のすべての感情を理解してくださる方が私の主であることを感謝します。病気ややむを得ない事情で、礼拝に来たくても来れない___さん、___さんの心の葛藤を思います。主が慰め励まし、信仰を強く保つことができますように。
御翼の陰に主がお守りください。アーメン