オバデヤ

「おまえは兄弟の災難の日に、 それを見ていてはならない。 ユダの子らの滅びの日に、 彼らのことで喜んではならない。 その苦難の日に大口をたたいてはならない。」オバデヤ12

旧約聖書で一番短い書で、1日で読み終えてしまいます。
通読すると、普段開くことの少ない書にも出会える喜びがあります。

預言者オバデヤは、エドムへの叱責を預言します。
エドム国はイスラエル国の遠い親戚でした(創世記35-36章、エサウとヤコブは兄弟。エサウの子孫がエドム、ヤコブの子孫がイスラエル民族)。
それなのに、イスラエルが苦難を通るのを見て傍観し、高ぶっていました。

愛の神様の願いは、自らが祝福されるだけでなく「祝福の基となりなさい」ということです(創世記12章)。

「この世の財を持ちながら、自分の兄弟が困っているのを見ても、その人に対してあわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の愛がとどまっているでしょうか。(第一ヨハネ3:17)」ともあります。

もし今まで傍観してきたことがあるなら、今年どのように愛を表していくことができるでしょうか。直接的なことだけでなく、間接的にもかかわることができないか、考え祈ってみませんか。

祈り:神様、_____のこと、_____のことが心に浮かびます。どのように祈ればよいか導いてください。また、どのようにかかわることができるか、教えてください。ただ現状を見て手をこまねいているだけではなく、痛みを祈りにかえながら踏み出すことができますように。アーメン