エズラ9

「夕方のささげ物の時刻になって、打ちのめされていた私は立ち上がり、衣と上着を引き裂いたまま、ひざまずき、自分の神、主に向かって手を伸べ広げて、」エズラ9:5

エズラは、民が異国の偶像にかかわる習慣を取り入れてしまったことに大変落胆します。「衣と上着を引き裂き、髪の毛とひげを引き抜き、茫然として座り込んでしまった(3節)」という記述に、彼の落ち込み具合がわかります。

夕方になり、茫然自失だった彼は神に悔い改めの祈りをします。自分自身が罪を犯したわけではなくても、民のためにとりなしをします。かつて荒野で反抗する民のためにとりなしの祈りをしたモーセの姿が重なります。

私たちは、学校や職場、日本や世界のために涙を流してとりなしの祈りをしているでしょうか。教会の課題のために、心をこめて祈っているでしょうか。
ともすれば私たちは自分のことだけで精一杯、近視眼になりがちです。視野を広げて主にとりなしの祈りをささげる者となれますように。

祈り:神様、自分のことだけでなく、とりなしの祈りができるよう、私の心を開いてください。噂やテレビの情報を漫然と受けるだけでなく、心が痛んだら都度祈りに代えることができますよう、導いてください。アーメン