エズラ5

「さて、預言者ハガイとイドの子ゼカリヤという二人の預言者は、ユダとエルサレムにいるユダヤ人に対して、自分たちの上におられるイスラエルの神の御名によって預言した。そこでシェアルティエルの子ゼルバベルと、エホツァダクの子ヨシュアは立ち上がり、エルサレムにある神の宮を建て始めた。神の預言者たちが一緒にいて、彼らを助けた。」エズラ5:1~2

宮の工事は、悪巧みのせいで何年も中止されていました。当時はインフレだったという説もあり(ハガイ1:6)、人々の生活も苦しかったようです。自分の生活だけで精一杯で、再建工事どころではない、という感じでしょうか。

その時、預言者のハガイとゼカリヤが神のことばを分かち合い、工事を再開するように励ましました。
「この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住む時だろうか(ハガイ1:4)」と。工事は再開され、預言者たちを通して神の励ましを受け、工事が進んでいきました。

かつて、会堂を一人掃除する男性の姿を知ったある宣教師が、この箇所を引用しておられました。自分の仕事や趣味に時間を取りたいところなのに、人知れず仕えている姿は神の目に麗しい、と。

建物の維持管理は、それ自体が目的ではなく、私たちの神への愛と礼拝の姿勢の現れです。また、聖書のことば、祈りによる言葉で励ますことは、神の家族を建て上げる大切な働きです。

祈り:神様、預言者を通したことばで工事が再開したように、私たちも互いの徳を高め建て上げ合う言葉を発することができますように。また、教会の見えないところでの働きや奉仕をする方々に、主ご自身が言い知れない喜びを与え、豊かに報いてくださいますように。アーメン