創世記50

「あなたがたは私に悪を謀りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとしてくださいました。」創世記50:20a

ヨセフは良く泣きました。50章だけでも、父が息絶えた時(1節、「崩れ落ちて」)、兄弟のことばを聞いた時(17節)。
父の遺体をミイラにする40日、喪の期間の70日、葬儀の7日間と墓地までの往復。きっと数知れず泣いたことでしょう。
「泣く」ことは神様が下さった感情の一つです。泣くことで心の痛みが徐々に和らぎ、次の一歩を踏み出す備えとなります。

愛する人の死を嘆き悲しむ過程(グリーフワーク)は、悲しみからの回復のためには不可欠です。
また、ヨセフが泣いた後で兄たちへの許しの言葉を発したように、多くのクリスチャンたちが涙の後に神のみこころを選び取ってきました。


祈り:神様、悲しみという感情を与えてくださり感謝します。

「悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるからです(マタイ5:4)」。今悲しみの中にある____さんに、慰めが豊かにありますように。

「涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取る(詩篇126:5)」。今、神様のみこころを選び取ろうと涙を流して決意した___さんに、やがてあなたの喜びが豊かにありますように。