創世記5

「エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。」創世記5:24

アダムからノアまで、人名が並びます。年齢が文字通りか象徴的なのかには諸説あるものの、「こうして彼は死んだ」という記載が続きます。しかしエノクは例外でした。神が彼を取られたので「いなくなった」のでした。
罪が入り、堕落した世界で生まれ死んでいく人間。一見空しく同じ結末の繰り返しです。しかし、エノクにされたように、神様はみこころに応じて昔も今も生きて働き、私たちの生き方の全てをご存じです。「人間の歴史」と思っているものの背後には、常に神のご計画と支配があることを覚えます。

祈り:神様、あなたは私の日々の歩みにいつも目を留め、全てを知っていて下さることを感謝します。「私の人生」と思っているものを「神が私の上に働かれる歴史」として捉えさせてください。喜ぶ時も、悲しむ時も、そこに神の指のわざを感じさせてください。切り傷に軟膏を塗るように、もし落胆したら、私の心にあなたの指をふれて癒してください。アーメン