創世記21

「神は少年の声を聞かれ、神の使いは天からハガルを呼んで言った。「ハガルよ、どうしたのか。恐れてはいけない。神が、あそこにいる少年の声を聞かれたからだ。」創世記21:17

直前にハガルは「声をあげて泣いた」のでした。主人の思いのままにされたあげく見捨てられたのですから。不条理で悔しく情けなく、絶望的な状況でした。
ところが神はこの泣き声ではなく、少年の声を聞いた、と言われました。神にはハガルの泣き声も聞こえていましたが、それより大切なことを思い出させて下さったようです。それは彼がアブラハムの息子であり、アブラハムの子孫は増え広がるという神の契約でした。近視眼になりがちな私たちを、神はもっと遠大なみこころへといざなって下さいます。

祈り:神様、目の前の問題にとらわれて一喜一憂する私たちです。あなたのみこころが見えなくなることがあります。どうか私たちの目を開き、ハガルが水を見つけたようにあなたの恵みと導きに気づかせて下さい。今日主の恵みを数えることができますように。アーメン