Ⅰコリント5

Ⅰコリント5、詩篇7ー9

「私が今書いたのは、兄弟と呼ばれる者で、淫らな者、貪欲な者、偶像を拝む者、人をそしる者、酒におぼれる者、奪い取る者がいたなら、そのような者とは付き合ってはいけない、一緒に食事をしてもいけない、ということです。」Ⅰコリント5:11

パウロの厳しい言葉のように思えるが、コリントの当時の教会が、性的な乱れをそのままにしていたことへの叱責である。
人間的に仲間外れにするというよりは、きちんと戒め、神様が望まれる夫婦関係を大切に守ることを勧めている。

今日の教会はどうだろうか。若者の交際の仕方を聞いて、悲しみ教えることができているだろうか。大人の側も照れて性的な話題には触れないようにしていないだろうか。若者だけでなく、浮気や放縦な出来事を聞いても、ただ聞き流していないだろうか。

今日の箇所で、パウロはそうした問題に真正面から向き合っている。なぜなら、神様が作られた性的な秩序は、麗しく美しいものだからである。それを、人間の罪の性質で歪め濫用するのは、神様を悲しませ、周囲の人を傷つけることになる。
教会の中にもしそうした乱れがあるなら、祈り、勇気を持って指摘すること。そして一緒に悔い改めの祈りをし、その人が軌道修正できるように寄り添ってあげること。

神様、どうか教会が見て見ぬふりをするのではなく、問題を知ったときに嘆き悲しみ、そして戒める愛と勇気が与えられますように。