Ⅰコリント11

Ⅰコリント11、詩篇29−30

「だれでも、自分自身を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい。」Ⅰコリント11:28

コリントの教会では、弱い人をおしのけて自己中心な態度で食事をしたり、秩序が乱れていたりと、自分勝手な問題が生じていた。リーダーシップの秩序も乱れていたようである。そこで、パウロは彼らに実際的なアドバイスを与え、戒めている。

女性の立場については、この章を根拠に男性よりも低いと主張する人もいるが、コリントの教会や地域の状況が色濃く反映しているように思われる。

パウロは聖餐式の態度についても丁寧にアドバイスしている。
今日の私たちも、洗礼を受けたからといって漫然と望むのではなく、自分自身の過ぎた歩みを振り返り、悔い改めや感謝をもってキリストの十字架の救いと復活を味わう。主の命じられた記念としての聖餐のあり方を心にとめて臨みたい。
そして、クリスチャンとして、「忠実な使者は、これを遣わす者にとって金の耳輪、黄金の飾り(箴言25:13)」といわれるような主のしもべでありたい。