ローマ14

ローマ14、ヨブ22-24

「こういうわけで、私たちはもう互いにさばき合わないようにしましょう。いや、むしろ、兄弟に対して妨げになるもの、つまずきになるものを置くことはしないと決心しなさい。」ローマ14:13


クリスチャン同士でも、少しの意見の違い、方針の違いで大きな差異を感じてしまうことがある。いや、同じ主を信じているから全て同じ考え方だと思ってしまうこと自体が、主が多様に造られた人格をステレオタイプ化しているのかもしれない。

キリストが救い主であること、聖書が神のことばであることは揺るがない。しかし、何を食べるかや、汚れているかといったことに始まり、教理の中心でないことに関してはさばき合わないように、つまり兄弟を頭ごなしに「間違っている」と自己正当化しないようにとパウロは勧めている。

異端ではなく、聖書に派生する細かい違いであるならば、愛を持って受け入れ合うのがクリスチャンのあり方である。もし、教会内である人との違いに失望してある教会を離れても、別の場所でもっと大きな違いに直面する。私たちの心の中にある裁く思い、批判的な態度をキリストの前に認め差し出すこと、それがクリスチャンの分派分裂を防ぐ初めの第一歩である。