Ⅱコリント1

Ⅱコリント1、詩篇46−48

「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。」Ⅱコリント1:4

パウロは、少なくとも4通の手紙をコリントの教会に送った。さらに、第一の手紙と第二の手紙の間に、コリントの教会を短く訪問した。どれほどコリントの教会を愛しているかがわかる。
さらにアジアでひどい苦難にあい、死を覚悟するほどだったことがわかる(8−9節)。しかし、かえってそのことで自分の弱さを痛感し、神に頼る弱い者の恵みをしみじみ体験した。

主に仕える者、教会に仕える者として、誤解されることや理解してもらえない痛みは、覚悟していても辛く悲しいことである。何より自分の足りなさを痛感する。
しかし、その度に神様が召されたからこの働きをしている、という動機に立ち帰り、弱い者への恵みと光栄を確認するのである。
パウロですら一筋縄ではいかなかったことを、主の恵みにより委ねられている。これが喜びであり誇りであり原点である。
主が召してくださった、それ以上にこんなに不完全で弱い者が立たせられ続ける理由はない。