詩篇73

詩篇73−75、ネヘミヤ12−13

「あなたのほかに 
 天では 私にだれがいるでしょう。
 地では 私はだれをも望みません。
 この身も心も尽き果てるでしょう。
 しかし 神は私の心の岩
 とこしえに 私が受ける割り当ての地。」詩篇73:25−26

アサフの賛歌となっているので、彼(アサフ)は神殿に仕えるレビ人だった。約束の地で、レビ族には他の部族のような割り当て地がなかった。代わりに、主ご自身が彼らの割り当て地だと約束された(民18章、申10・18章)。
しかしレビ人に限らず、主を信じるどの人にとっても神は岩であり割り当ての地すなわち私自身の居場所であるお方である。

人間はなんと弱くはかない存在だろうかと愕然とすることがある。ほんの少しのきっかけで罪を犯してしまうし、事件に巻き込まれてしまうこともある。元政府の高官であっても、実刑判決を受ければ服役する(もちろん、その渦中でも救いはある)。
そうした状況であっても、すなわち私の身も心も尽き果ててさえ、主は私の居場所であり、私が帰るべきところであられる。