ローマ7

ローマ7、エステル9−10

「私は、内なる人としては、神の律法を喜んでいますが、私のからだには異なる律法があって、それが私の心の律法に対して戦いを挑み、私を、からだにある罪の律法のうちにとりこにしていることが分かるのです。」ローマ7:22~23

学生の頃、規則で「~してはいけない」と言われると、かえってそのことを意識してしまい、反発したり少し破りたくなってしまったりした。反抗期といえばそれまでだが、人間の生まれながらの性質でもあろう。パウロはこの章で、律法は罪を犯したい思いへと導くものだと述べている。そして、神に救われている者も、善を行いたいと願いながらも悪の性質が存在しているという原理があると述べている。

本当にみじめな人間の性質であるが、すでにキリストが救ってくださったこと、そして霊的には神の律法に仕える者とされていることを日々確認するのである。自分の努力では脱出できないなわめを、主がここまで来て助け出してくださった。その十字架の素晴らしさと愛とに、今日も思いを馳せひれ伏すのみである。