エゼキエル31

「それゆえ、神である主はこう言われる。『それが高くそびえ、こずえを051雲の中に伸ばし、その高さゆえにおごり高ぶったので、わたしはこれを、諸国のうちの力ある者の手に渡した。』」エゼキエル31:10~11

エデンの園にある木々までが羨む(9節)ようなレバノンの木も、高さゆえにおごり高ぶり、切り落とされます。

中東地方で「木」は権力を示す描写に用いられました。

ダニエル書では、ネブカドネツァル王が素晴らしい木として表されます。しかし、彼が高ぶった時に、ある期間理性が失われ、獣のようになりました(ダニエル4章)。それでも、神のあわれみによる回復が与えられ、ついに「今、私ネブカドネツァルは、天の王を賛美し、あがめ、ほめたたえる(ダニエル4:37)」と告白するに至りました。

神に与えられた賜物、才能、財産、環境などを正しく用いるとは、神に栄光を表すために用いることです。高ぶるのではなく、隠すのでもなく、正しい用い方ができますように。

祈り:神様、あなたが託してくださったものを正しく用いることができますように。高ぶることなく、しかし土に埋めて隠すことなく、教会での互いの賜物を喜び、用いて支えあうことができるよう導いてください。アーメン