エゼキエル27

「タルシシュ船がおまえの商品を運んだ。 おまえは大海のただ中で満ちあふれて、大いに栄えた。」エゼキエル27:25

ツロの滅亡と対象的に、栄えていた様子が描写されます。
当時、地理的に移動可能な南端はシェバ(アフリカ)、西端はタルシシュ(現在のスペイン)だったようです。地中海を経てスペインまで、貿易がさかんに行われていました。
預言者ヨナも、ニネヴェに行くのがいやでタルシシュ行きの船に乗りました(ヨナ1:3)。可能な限り遠い所まで主の目を逃れようとしたのでしょうか。

「大海のただ中で満ちあふれて」も、「大いに栄え」ても、主の御手はそれよりも強く偉大です。世界の果てまで行っても、そこに主はおられます。

その主は私たちに「あなたはどこにいるのか」と呼び掛けてくださる方です。失敗しても向きを変えて主を求める者には、再度機会を備えてくださる方です。方向を見失い、自暴自棄になる必要はないのだとわかります。

祈り:神様、世界のどこに行ってもあなたがおられることを感謝します。私の小さな頭や常識だけにとらわれることがないように助けてください。あなたがいつも私の前を進んでください。アーメン