箴言20

「『悪に報いてやろう』と言ってはならない。 主を待ち望め。主があなたを救われる。」箴言20:22

悔しい思いをしたことのない人はいないでしょう。幼い子どもでも、友達や兄弟とのけんかで悔しくなって腹を立て、やり返しているのを見かけます。
しかし、聖書は、復讐は神がなさると教えています。

「愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。こう書かれているからです。『復讐はわたしのもの。わたしが報復する。』主はそう言われます。(ローマ12:19)」

自分で報復しようとすると、された以上にやり返してしまう私たちです。上手に復讐することができません。国同士の争いがエスカレートするのも、過度の報復が繰り返されるからだと言えるでしょう。

箴言は「主を待ち望め」、そうすれば「主があなたを救われる」と述べます。
自分が当事者になると、状況や程度を正確に把握できない私たちです。特に、誤解されたり中傷やうわさが生じたりすると、かっとなって冷静さを失いがちです。しかし、良識ある周囲の人や、何より主ご自身は状況をよく知っておられます。

もし今、悔しさと不条理さに心騒ぐなら、主を待ち望む力が与えられますように。第三者の判断をあおぐ冷静さと、祈りの応援をお願いする信仰を働かせつつ、主の時を待ち望めますように。


祈り:神様、あなたがすべてをわかってくださることに感謝します。悔しい気持ちも、心痛む気持ちも、主の元に持っていき、ゆだねます。
苦しい状況にある___さんのために、また状況そのものに、主が働いて解決してくださいますように。___さんの心が支えられますように。 アーメン