ルカ4

ルカ4、申命記8−10

「イエスは悪魔に応えられた。『「人はパンだけで生きるのではない」と書いてある。』」ルカ4:4


40日40夜荒野におられたイエス様は、祈りながら様々な聖書の記事を思い巡らされただろう。かつてモーセが神の山に登り、40日40夜過ごし、十戒を得たことももちろん知っておられただろう。

イエス様が悪魔の試みに遭われた時、対処はみことばによってであった。「人はパンだけで生きるのではない」とは、申命記8:3からの引用だった。
他にも見事な答え、しかもみことばを歪曲して用いるサタンに対してイエス様は完全に勝利されたのであった。

荒野にいる時、嘆き悲しみ苦行として過ごすのではなく、神のことばを自分の血肉とする機会でありたい。批判され、傷つき、泣きたくなる時に、神様の愛と憐れみと恵みの大きさ、そして自分自身の個人的な神様であり約束を決して忘れないお方であることを体験するのである。

「今や、あなたの神、主はあなたを空の星のように多くされた」(申命記10:22)

アブラハムに創世記で約束された神は、確かにその約束を実現してくださった。この神様は今日も変わらない。信頼して一日を歩んでいきたい。