ルカ10

ルカ10、申命記30−31

「ところが、旅をしていた一人のサマリア人は、その人のところに来ると、かわいそうに思った。」ルカ10:33

隣人とは誰かと問うた律法の専門家に対して、イエス様はたとえを語られた。そして、サマリア人が良い隣人であり、「あなたも行って、同じようにしなさい」と言われた(37節)。

サマリア人のようにけが人を介抱し、宿に連れて行き宿泊代を払うのは、煩わしい予定外の用事であるとも言える。しかし、そこに神の逆転の発想がある。予定外の歩みの中に神の栄光が現れる大きなチャンスがあり、ルーティンよりもかえって神の国が進む結果をうむと言える。

牧会していても、普段の家事や子育てをしていても、予定外のハプニングや用事が入り、思うように仕事が進まない時がある。しかし、そこに神の何か特別な介入と予定があることを覚えて、イライラしないで今日も過ごしたい。神は人間の時間の計算や感覚を超えた方である。