ルカ19

ルカ19、士師記9−10

「それで、先の方に走って行き、イエスを見ようとして、いちじく桑の木に登った。イエスがそこを通り過ぎようとしておられたからであった。」ルカ19:4

ザアカイは、背が低かったので、イエスを見ようとしても人混みで見えなかった。そのまま諦めて帰ってしまうこともできた。
しかし、彼は諦めなかった。それがどのような心境から来ているのか、聖書には詳しく書かれていない。しかし、どうしても見たかったので、群衆がまだまばらな先の方に行って木に登り、イエス様を待ち構えた。
そのとき、イエス様が彼の名を呼んでくださり、なんとザアカイの家に行こうと告げられたのであった。

神がわからない、見えないと諦めてしまうのは簡単である。しかし、なんとしても神にお会いしたい、神に近づきたいと願うなら、神様は決してその願いを無視なさらない。
不完全、不十分であったとしても、私たちの思いを喜び、名で呼んでくださり、私たちのところに来てくださる神様なのである。
誰一人、神の前には忘れ去られていない。