ルカ3

ルカ3、申命記5−7

「イエスは、働きを始められたとき、およそ三十歳で、ヨセフの子と考えられていた。ヨセフはエリの子で、さかのぼると、…エノシュ、セツ、アダム、そして神に至る。」ルカ3:23〜38

マタイの福音書では最初に置かれていた系図が、ルカの場合はここに順次遡った順序で記されている。
聖霊によって生まれたイエス様にとっては、ヨセフは育ての親であった。それでも、人々がヨセフの子だと考えられていたので、ルカはヨセフの出自をこうして記している。それも、アダムまで到達し、そのアダムこそは神が創られた最初の人間であるということを宣言しているようである。

年数が経っても、神の働きが最初から今日に至るまで綿々と続いていることが証明されている。2000年前までだけではない。最初の人アダムから、私たちが生きている今日までも、同じ神の支配が変わらず及んでいるのである。