イザヤ8

「それから私は女預言者に近づいた。彼女は身ごもって男の子を産んだ。すると、主は私に言われた。『その名をマヘル・シャラル・ハシュ・バズと名づけよ。』」イザヤ8:3

生まれた子どもに名前を付ける時、聖書の書かれた時代にはしばしば状況などを表す象徴的な名前がつけられました。イザヤと妻である女預言者の間に生まれた子どももそうでした。「分捕り物はすばやく、獲物はさっと(持ち去られる)」の意味でした(名付けられた子どもがかわいそうな気もしますが、聖書には改名する人の例も出てきますね)。

4節には「それは、この子が『お父さん。お母さん』と呼ぶことを知る前に、ダマスコの財宝とサマリアの分捕り物が、アッシリアの王の前に持ち去られて行くからである」とあります。これからの時代について、預言者夫婦が愛する我が子の名前によって、つまり身をもって示すようにと、神様は命じられたのでした。

私たちは、子どもの名前を指定されることはないかもしれません。けれども、信仰者として、この時代を見張り祈って、警鐘を鳴らしたり正しい方向を示したりすることを、神は望まれます。
周りに流されるのではなく、逆に周りに影響力を与える歩みをさせて頂けるよう祈りましょう。

祈り:神様、今の時代に生かされている者として、あなたのみ思いを反映できるように導いてください。人がどう想うかより、主がどう思われるかに心を向けることができますように。今日も一人ひとりに導きと主の励ましを与えてください。アーメン