雅歌 5

「私は眠っていましたが、心は目覚めていました。 すると声がしました。 私の愛する方が戸をたたいています。『わが妹、わが愛する者よ。 私の鳩よ。汚れのないひとよ。 戸を開けておくれ。 私の頭は露にぬれ、 髪の毛も夜のしずくでぬれているので。』」雅歌5:2 

女性は「眠っていても心が目覚めている」と言います。この後男性が去って行く部分のやりとりは、学者でもなかなか難しいそうです。けれども、なんとも柔らかい、美しい描写が続いています。

「身体が眠っていても心が目覚めている」というと、重い病状の人や寝たきりの人の状態を思い出します。反応が鈍くても、耳は最後まで聞こえるそうです。何より、その人の霊は衰えず、目覚めています。

たとえ身体でうまく応答できなくても、心で「キリストを信じます」と決心している可能性もあります。私たちにはわからない反応でも、主はご存じです。最後まであきらめず福音を伝えることの大切さを感じます。

祈り:神様、人間に霊を与えてくださり感謝します。あなたと交わりを持つことができるようになりました。私の霊に今日も語りかけ、教え導いてください。感情や見えるものに流されず、み思いに従うことができますように。アーメン