イザヤ15

「モアブについての宣告。『ああ、一夜のうちにアルは荒らされ、 モアブは滅び失せる。 ああ、一夜のうちにキルは荒らされ、 モアブは滅び失せる。』」イザヤ15:1

モアブ人はロト(アブラハムの甥)と娘の子孫です。イスラエルの近くに住みましたが、トラブルが続き、イスラエルの悩みの種でした。「アル」「キル」はモアブの地名です。
彼らが滅ぼされたのは、出自や地勢ゆえではありませんでした。それはモアブの高慢ゆえでした。主なる神を神とせず、偶像礼拝に陥っていたからでした。

一夜ですべてを失ったのは、ヨブ記のヨブも同じでした。しかし彼の場合は、神を恐れる人であり、神もヨブを愛していました。そして、苦しいところを通るものの、最後には神の回復が行われました。

災害や戦争のため、一瞬で廃墟になってしまう町のニュースに心が痛みます。
しかし、その中で避難する人たちをクリスチャンが祈り励まし、必要なものを提供している働きを応援している姿、ともに聖書を読み祈る姿に希望をみます。ヨブのように神に信頼する人に、必要の守り、心身の支え、そして回復がありますように。

祈り:神様、モアブのように高慢と偶像礼拝に陥ることがないよう、心をお守りください。自分の蓄えや持ち物でなく、神に頼ることができますように。
ウクライナ、スーダン、ミャンマーの破壊された町、原発の被害ゆえまだ帰れない町や村の人々を慰め、励ましてください。主にあって回復がありますように。アーメン