イザヤ14

「異邦の使者たちにどう答えるべきか。 『主がシオンの礎を据えられたのだ。 主の民の苦しむ者たちは、ここに身を避ける。』」イザヤ14:32

「居場所」という言葉をよく聞きます。そこにいるだけでほっとできる場所、自分が安心して「いてもよい」と感じられる場所のことです。
特に弱い立場の人、悩む人、恵まれない人にとって、居場所があるかどうかは大きなことです。

今日の箇所で、「主の民の苦しむ者たち」の居場所が「シオン」つまりエルサレムだということがわかります。それは、主が礎を据えられ、建ててくださった町だからです。主がその囲みを守り、主が共にいてくださる町だったからです。

今日の私たちには、信じる一人ひとりの心に聖霊がいてくださるので、心の中に平安がやってきます。そして、教会が神の臨在を共に賛美する「居場所」だといえます。
この世の価値観は変化し、やがて過ぎさります。しかし、神の元にある憩い、神の教えと真実は、時代が変わっても過ぎ去ることはありません。

祈り:神様、教会が「居場所」として、疲れた人、悩み苦しむ人に主の愛をながしだす場所となれますように。私たちは不完全で欠けだらけですが、主にある愛と価値観を育むことができますように。アーメン