Iサムエル24

「彼は部下に言った。『私が主に逆らって、主に油注がれた方、私の主君に対して、そのようなことをして手を下すなど、絶対にあり得ないことだ。彼は主に油注がれた方なのだから。』」Iサムエル24:6

ダビデはこう言って、サウルが洞穴に用を足しに入って来たとき、すぐそばにいたのに害を加えませんでした。
部下たちには、批判やがっかりした気持ちが起こったかもしれません。せっかくのよいチャンスを無駄にし、敵の長を見逃したのですから。

しかし、ダビデの判断基準は「自分のチャンス」ではなく、「主の油注ぎ」でした。主がなさったこと、任命されたことを尊重しました。そして、サウルの上着の裾だけを切り取り、自分には悪意がないことを証明しました。結果として、ダビデの命は守られ、主と人の信頼を得て王になっていきます。

私の判断基準は何でしょうか。目先の状況や判断、それも大切です。しかし、主の油注ぎ、主のご計画が、一時的な見えるものよりも重要であることを忘れないでいたいと願います。今日の状況が思わしくなく気落ちしそうでも、主のご計画は静かに、しかし確実に行われるという希望を持って歩みたいと思います。

祈り:神様、あなたのご計画に信頼し、希望を失わず歩めるよう助けてください。みことばの約束に信頼します。信仰を与えてください。
「私たちは見えるものにではなく、見えないものに目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に続くからです。(第二コリント4:18)」アーメン