Ⅱサムエル4

「さて、サウルの子ヨナタンに、足の不自由な息子が一人いた。その子が五歳のときのこと、サウルとヨナタンの悲報がイズレエルからもたらされ、彼の乳母は彼を抱いて逃げた。そのとき、あまりに急いで逃げたので、彼を落としてしまった。そのために足の萎えた者になったのであった。彼の名はメフィボシェテといった。」Ⅱサムエル4:4

1章でサウルとヨナタンの戦死が伝えられた時、幼いメフィボシェテにも足を痛めて生涯が残るという悲劇が起こりました。
しばらくは、ヨナタンの息子であった彼が生きているのかどうかすら、表立って語られることはありませんでした。しかし、神はメフィボシェテを忘れてはおられませんでした(9章)。4章の中にぽつんと1節だけ彼の記述があるのも、まるで「彼は忘れられていない」というしるしのようにも思えます。

神様は、小さな私のことも忘れてはおられません。たとえ寝たきりでも、人々が忘れても、私を造ってくださった主なる神様は、私の存在をいつも気にかけてくださっています。闘病・療養中の方々に、主の励ましと存在の大切さが今日特別にありますように。

祈り:神様、あなたは私たちがどんな状態であろうと愛し、決して忘れることのないお方であることを感謝します。療養中・闘病中の___さん、____さんを覚えてお祈りします。日々あなたの励ましと深い平安、生きる喜びがベッドにあふれますように。主の臨在が豊かに感じられ、霊性がますます深められていきますように。アーメン