詩篇60

詩篇58−60、Ⅱ列王記24−25

「どうか敵から私たちを助けてください。
 人による救いはむなしいからです。
 神にあって 私たちは力ある働きをします。
 神が 私たちの敵を踏みつけてくださいます。」
  詩篇60:11−12

不安になった時、確信がない時、つい人の励ましや慰め、「大丈夫だよ」という言葉を求めてしまう。
それは悪いことではないが、相手の感情や思い、環境に左右されてしまう。
この詩篇は実際の戦場での敵がいる中でのものである。しかし、物理的な敵と同様、私たちの心の中を揺るがす敵、私たちに神のために大胆になることを妨げようとする霊的な敵が同じようにいることを忘れてはならない。

勝利する方法はただ一つ、「神にあって」である。力ある働きも、活躍も、神の栄光のため、神の国が来るために行う。
聖書的には全地の「所有者は神、管理者が人」である。私たちは何も地上に持ってくることも、持っていくこともできない。地上にいる間、どのように与えられているものを管理できるか。神にあって、全身全霊をささげ、人による救いではなく、神にあって仕えていきたい。神が望まれるところで、小さくても大きくても、神の御心に従い、用いていただきたい。